銀行で投資信託ってどうなの?

こんにちは、せみちゃぐらむです!

以前銀行でローンをする際の気をつけるべき点を紹介しました。

そこで、今回は銀行で投資信託をすべきなのか、ネット証券で投資信託をすべきなのかどうか説明していきます!

投資信託とは?

まず、みなさんは投資信託と聞いて何を思い浮かべますか?

株式投資と投資信託の違いがわからない、買った商品の価格が下がったらどうしようとか、投資を始めるための金額が高いなどと思われるかもしれません。

最近は、世間に投資信託が浸透してきたように思います。

ここで株式投資と投資信託の違いを説明します。

株式投資は1社ずつ買付けをしていき、1社だけだとリスクが大きいので複数の株式を買付けし、自分自身でポートフォリオを作成します。

自らポートフォリオを作成することは容易ではありません。

一方、投資信託は投資家から集めたお金を1つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資、運用する商品のことです。

投資信託の商品は、株式のように1社だけでなく何社も組み込まれていてその中の1社の指数が下がったとしても、別の1社が値上がりしていれば変動幅は軽減されるためリスクの分散ができます。

また、株式は最低株式単位数が各銘柄ごとに定められており、東京証券取引所に上場している銘柄の取引金額の内訳を見ると約半数が20万円となっています。

投資信託は、積立型だと月に1,000円ほどで買い付けできる商品があるので、普段の出費を少し抑えたお金を投資に回すことができます。

以前は、普通預金や定期預金に預け入れしていても利息がついたので、投資をしなくても資産を増やすことができたのですが、近年の預金金利はすずめの涙ほどの金利しかつきません。

現に、私が勤務していた銀行の普通預金の金利は0.001%と10万円を1年間預けて1円の金利利息が付くといったものでした。

1年間も預けて利息がほとんど付かないのなんて、預ける意味がないですよね。

そこで、銀行に立ち寄ったときや電話で銀行員から投資信託の案内があると思いますが、銀行で投資信託をすることのメリット、デメリットを挙げていきます。

銀行で投資信託をするメリット

まず、銀行で投資信託をすることのメリットから挙げていきます。

1つ目は「保有している投資信託の管理を銀行員にしてもらえる」事です。

管理といっても売買や運用を全て管理している訳ではありません。

銀行で投資信託を買付けた場合、銀行員は顧客が保有している商品の情報を見ることができます。

その情報を見て、値上がりしている場合は、利益を確定させて再投資してもらうよう案内したり、値下がりした場合は、顧客が不安になって損失で売却してしまわないよう案内したりします。

2つ目は、「商品の事でわからないことがあれば詳しく説明してもらえる」事です。

投資信託の商品数は、投資信託協会によると2021年時点で5,923本あると言われています。

その中から最適な商品を探すことは難しいと思います。

そこで投資信託に詳しい銀行員に聞くとおすすめの商品や商品の詳細を教えてもらえます。

しかし、後述のデメリットにも書くのですが、中には、自身のノルマを達成しようと手数料の高い商品を薦めてくる銀行員がいるため注意してください。

銀行で投資信託をするデメリット

次にデメリットを挙げていきます。

まず1つ目は「商品数が限られている」事です。

銀行の投資信託の商品数はネット証券の商品数と比較すると、銀行は三菱UFJ銀行や三井住友銀行では200本~500本しか取り扱っていないのに対し、ネット証券はSBI証券や楽天証券では2,500本を超えています。

当然、本数が多いほど投資家のニーズに合った商品を見つけやすいため、銀行で投資信託をするよりネット証券で投資信託をする方がおすすめであると言えます。

2つ目は「手数料が高い商品を勧められる」事です。

投資信託をする際、運用会社や管理会社に手数料を支払う必要があります。

ファンドによって手数料が違うのですが、手数料は主に3つあり、購入時に支払う購入時手数料、運用期間中に支払う運用管理費用、ファンドを換金する時に支払う信託財産留保額があります。

基本的に銀行の投資信託は手数料が高い、手数料のかからないノーロード商品が少ない傾向にあります。

近年、銀行では以前のように預金業務や融資業務で利益を得ることが厳しくなってきているため、投資信託や生命保険などの手数料で利益を得ています。

そのため、ネット証券に比べて手数料が高く設定されている商品を銀行員に勧められることがあります。

実際、私が勤務していた金融機関では、手数料が高い商品を購入してもらう方が銀行員のノルマ達成に近づくため、購入時手数料が約3%の投資商品を顧客に提案していました。

いわゆる、ぼったくり商品の事です。

一見すると、手数料3%の投資商品は高くないと思われるかもしれませんが、投資の世界では3%の利回りを生み出すことは容易ではありません。

銀行や信用金庫の職員の中には、顧客からの信用を利用して顧客のニーズに合わせた投資商品を提案せずに、自分のノルマを達成するためにぼったくり商品を提案してくる事もありますので、銀行で投資をすることはあまりお勧めできません。

まとめ

私は銀行で働いてきた経験から、銀行より商品数が多く、手数料が安いネット証券をお勧めします!

ネット証券だとぼったくり商品を勧められる事はないと思います。

だけど、ネット証券はどこがいいのかわからない方も多いと思います。

そこで、次回、元銀行員である私がおすすめするネット証券会社を紹介します!

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